特定適格消費者団体・消費者支援ネット北海道が株式会社即決営業（本社・大阪市）に対し、消費者から得た不当な利益を返金するよう求めて提起した共通義務確認訴訟（集団的消費者被害回復裁判）の第1回口頭弁論が10月21日、札幌地方裁判所で行われました。被告代理人は欠席しましたが、裁判所に提出された答弁書において、原告の請求を却下・棄却するよう求め、全面的に争う意向を表明しました。今後は当面、弁論準備手続とされ、第１回弁論準備期日は12月23日です。
※弁論準備手続とは 主に民事訴訟における準備段階の一つで、訴訟の円滑な進行を目的とした手続き。公開の法廷ではなく、小さな会議室のような部屋で、裁判官と原告・被告が裁判の進め方について話し合い、争点や証拠を整理します。これにより、裁判所はより迅速で効率的な判断を下すことが可能となります。
